あえての「おせっかい」!!

あえての「おせっかい」!!

前回に引き続きリテンションについて記述いたします。
「会社に頼れるアニキを作りましょう!」と記述いたしましたが、その兄貴・姉貴は積極的に新入社員に接触し、おせっかいにならなくてはいけません。

□入社2年目社員へのアンケート結果
01)指示や命令の内容が不明確で、よくわからないことがある。
02)仕事の手順や方法をきちんと教えてくれないことがある。
03)意味のわからない仕事を急に押し付けられることがある。
04)言ったとおりにできないと、露骨に嫌な顔をされる。
05)表面的なコミュニケーションしか取ろうとしない。
06)人を褒めたり評価する風土がない。
07)先輩・上司に学べるところがなく尊敬できない。
08)下の者の意見や提案を聞く風土がない。
09)先輩・上司が感情的に怒ることがある。
10)困っていても適切な助言がされない。

アンケート結果から読み取れることは、非常にコミュニケーションに関する点が多く、上下の社員間の関係が希薄になっていることです。
「表面的なコミュニケーションしか取ろうとしない」・「困っていても適切な助言がされない」など、積極的にかかわってくれないという不満が列挙されている。
しかし、その反対となる「おせっかい」や「口うるさい」という不満がひとつもないのが特徴です。

まさに、これは現代の職場を表しており、俗に言われる「タコツボ化」が進んでいる結果といえます。
社員一人ひとりがパーテーションの内側に潜み、隣の席の同僚への連絡にもメールを使用するような、人とのかかわりを持たない風潮が広がっている。

これは、二十代の若手社員だけでなく中堅からベテランまで含めて、概ね該当するのです。
原因としては「行き過ぎた成果主義の弊害」等々と分析されますが、まず、必要なのは、その現実を受け止め、どのような対処するかなのです。

企業が新卒採用において、最も重要視する能力として「コミュニケーションスキル」を挙げていますが、実は、「コミュニケーションスキル」を磨かなくてはいけないのは既存社員なのです。

元気な会社の特長して言えるのは、人と人との関わりが濃密だという点です。
何かあれば会議などという体裁にとらわれず、それこそオフィスの廊下で立ったままオフサイトミーティングが頻繁に開かれていたり、職場内に小さな表彰制度があったり、休日にそろってマラソン大会に出場したりと、とにかく関係が濃密なのです。
その中には、面倒見がよいというよりおせっかいなくらいに人とかかわる人がいるのです。
そのような人が増えることで、直接の部下でなくても助言を惜しまない風土ができてくるのです。

「こんなことを言ったら新人に疎まれるかな」などと考えずに積極的におせっかいをしていく先輩社員の企業風土が定着率を上げていくのです。

作家の城山三郎さんは「猛烈社員を排す」という著書にて、「新入社員を迎えるたびに、しゃんとしなければならないのは古参社員の方である。新人の初心を前に、粛然と姿勢を正すべきである。新入社員教育は、新入社員の入社ごとに、古参社員が受けるべきである。」と書かれています。

では!また。

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