学生は企業の「本質」を求めています!

■学生は企業の「本質」を求めています!

直近までの超売り手市場(採用氷河期とも言われました)によって、企業の採用プロモーションの技術は格段に向上しました。

採用マーケットで競合企業と戦うには、少しでも学生の目に留まり、さらにはインパクトを訴求し、母集団の増加につなげなくてはいけませんので、より学生の興味を引くような形へとなっていきました。

その工夫や取り組みは正しいものであり、それが「採用力」というものだと思います。

ただし、一部の企業では、誇大広告とまではいかないにしても、実態にともなわないプロモーションを行っている企業も少なくありません。

そして、その結果、採用活動で全面に打ち出してきた内容・コンセプトと会社の実態が余りにかけ離れ、結局は後になって「イメージしていた企業像と違った・・・」と、内定辞退や早期退職へとつながっているのも現実です。

当初の学生の意識の変化は、「就職サイトだけではわからない。実際に説明会に行ってみないと・・・」から、「説明会だけではわからない。直接先輩社員に会ったり社内見学やインターンシップをしないと・・・」へと変化してきたのと同様であるといえます。

採用プロモーションだけに目を奪われず、学生が気にする会社の内側の要素を「ウリ」として整備し、引き出し、伝えていくことが重要になってきているといえます。
どのような会社にでもできる採用プロモーションの差別化とは、そのような「ウリ」を武器にして、学生とのコミュニケーションを図ることだと思います。

また、オフィスの箱物も、凄く大切です。
整然としたおしゃれなオフィスは学生の入社意欲を高めます。

とは言え、全ての企業が都心の一等地にデザイナーチックなオフィスを構えられるわけではありません。
で、あれば、出来ることからやっていくのです。

「整理整頓」と「社員の挨拶の徹底」です!

私の体験した成功事例を挙げるならば、この「整理整頓」と「社員の挨拶の徹底」を実行して、たくさんの学生から入社の決め手として、「会社の雰囲気」と言わせしめたことがあります。
それは、実は苦肉の策だったのですが、自社セミナーにおいて、オフィスの構造上、会議室が一番奥にあり、社内を横断して学生をご案内しなくてはいけなかったのです。

別に会場を用意してセミナーを開催することは可能(実際に遠隔地などで開催していた)だったのですが、あえて、この構造を逆手にとって、オフィスを見せるのも面白いのでは? と思い、やってみたのです。
社内には、事前に新卒向けのセミナーで学生が社内を横断するので、とにかく「整理整頓」をするようにと指示し、最大のポイントは、学生に対して、全社員が「こんにちは」・「いらっしゃいませ」と声をかけるようにと指示したのです。

これは、想像以上の効果を挙げました!!

学生は、たくさん企業を訪問していますが、大抵は受付から会議室へ直で案内されてしまいますので、実際のオフィス内を歩くことなど、ほとんど無いのです。
それを見て周れるチャンスなので、興味津々なうえに、歩いていると社員から次々と声をかけられるので、凄く良い気分になるのです。

決して、デザインされた流行のオフィスなどではありませんでしたが、工夫次第で効果を挙げることはできるのです。
それこそ、ベンチャー企業で、オフィスが雑居ビルの一室であっても、それをセールスポイントに変えてしまえば良いのです。
「諸君、ご覧の通り、当社は、まだまだこんなオンボロオフィスだが、決して満足はしていない、○年後には○○ビルへ移ろうと思っている、これは実現できると思っている、ぜひとも、その実現に一緒に汗しようではないかっ!」みたいな口説きです。

ただし、本当に思っていないとダメですし、それが社内で共有されていませんと、却って入社後の離職につながりますので注意が必要です。

では!また。

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