採用戦略立案の方法

採用戦略立案の方法

まず、今回の2012採用は、震災によって、大きく計画変更を余儀なくされました。
とは言え、なにしろ、初めてのことですので、何をどう変更して良いのか混乱が生じるのは仕方のないところでしょう。

その環境下で大切なことは、大きく前提条件が変わったのですから、一旦、計画はリセットし一から立て直すことが必要になります。

そこで、計画を立て直す際に、再度、「採用戦略」の立案方法を見直してみてはいかがでしょうか?
つきましては、今回は「採用戦略立案」の方法について解説いたします。

まずは、戦略目標の明確化です。
自社の中長期戦略計画に基づいて、今季採用すべき人材の「あるべき新卒人材像とその要素」を洗い出し、選択し、知恵を絞りだすのです。
その際に、マーケティングで良く使われる、経営戦略フレームワークの代表でもある「3C分析」は有効です。

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・Customer(顧客・市場)

・Competitor(競合)

・Company(自社)
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この顧客を頂点に置いた三角関係の中で、顧客を確保するために、競合と戦うことを前提に考えるのが戦略思考です。

では新卒採用戦略立案について、具体的手法ですが、まず、顧客とは、就職活動中の学生を指します。
「競争相手」である競合は、「採用競合」ですので、営業のライバルとは異なる事がありますので、注意が必要です。
そして、自社。

ちなみに調査、分析の手順は、「学生(顧客)」→「競合他社」→「自社」となります。

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■差別化の3条件 

・競合が絶対に真似のできない要素

・競合が真似するのに時間とお金がかかる要素

・競合が真似するには元気がなくなるほど難しい要素
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学生は、複数の競合他社を比較しながら、自分の志望する企業を選び優先順位をつけてきます。
よって、競合他社に対して、ターゲット学生集団の視点で、自社がより魅力的である、働く価値があることを訴えていかなければ競争には勝てないのです。
ビジネスの基本である「顧客の心をつかむ」ための差別化戦略と同じなのです。

「差別化の3条件」をベースに、次はマーケティング戦略の立案で一般的に使われる「4P分析」が必要になります。

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■マーケティングの4P

・プロダクト:学生に対する自社の訴求、魅力ポイントは何か?

・プライス:採用予算、学生の活動資金はどれくらい使えるか?

・プレイス:採用活動空間、場所はどこにすべきか?

・プロモーション:PR+宣伝活動は何をどのようにすべきか?
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人材獲得戦略の実行において、手持ち資源をどのように配分すると課題をクリアーし、目標が達成できるのかを、、「ヒト」、「モノ」、「カネ」、「情報」と言われる「4大経営資源(最近は、これに『知識』を加えて『5大経営資源』とも言われる)」観点から精査し採用活動の最適化を行わなければなりません。

一般的なマーケティングでは対象の製品・サービスを企画する際に、これら4つのPを決定することが必要になります。
また、個別のPの決定だけでなく、4つのPの整合性を維持することが何よりも重要です。例えば、高価格品を値引きプロモーションする、低価格品を高級店で販売するといった不整合は避けなければなりません。

この仕組みを自社の採用活動に流用するのです。

では!また。

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