女性を活かす企業は業績が伸びる!!

女性を活かす企業は業績が伸びる!!

「女性の活用が進んでいる企業ほど業績が良い」とよく言われますが、21世紀職業財団のアンケート結果で、それが如実に表れています。

21世紀職業財団の資料で「企業の女性活用と経営業績との関係に関する調査」によると、女性の能力発揮促進に取り組み、管理職へ登用するなど、女性の活用が進んでいる企業ほど業績は良いという結論が出ています。

なかでも驚くべき結果は、「5年前と比較した女性管理職比率の変化」が「大幅に増えた」企業の売り上げ指数が173.7であるのに対し、大幅に減った企業の指数は83.5と、実に2倍以上の差があることです。
女性を活かせる企業になることが、今後の成長に向けての必須条件となっていることが数字に表れています。

そもそも、社会人としての能力やレベル・スキルに「個人差」はあっても、「男女差」はないのです。
前述したように、女性の戦力化を推進し、女性に活躍の場を与え、女性が働きやすい環境づくりのためのインフラを整備している企業では、女性の生産性が高まり、業績も向上しています。
女性を活用しないというのは、人材という経営資源の大いなる無駄遣いと言わざるを得ないでしょう。

女性活用は、今後の企業生き残りの「条件」になる

では、女性を活用することの「意味」について、いま一度整理してみたいと思います。

まず、この先、日本の若年労働力は確実に減少致します。
これまでのように「男性正社員」を中心とした体制を維持することは、母数から考えて「質の低下」が必至となります。
人事マネジメントの観点からも「ダイバーシティ(多様性)」の実現が叫ばれているように、少しでも早く女性が活躍できる“土壌”を形成しておく必要があります。

また、社会環境の変化とともに、企業と市場の関係も大きく変化してきました。
特に女性の社会進出が盛んになるに従い、女性が消費者の声を代弁するケースが増えてきました。女性の経済力が高まり、購買決定権が大きく女性にシフトしてきたのです。すると、新たな市場に密着した企業活動が重要となってきます。

そのため、女性を活用してきめ細やかなサービスを企画して、市場ニーズを着実につかんで成長している企業が出てきたのです。
例えば、医薬品メーカーや食品メーカーなど、一昔前までは「男性の職場」と考えられてきた分野で、最近では女性が活躍することが珍しくなくなってきました。

実際に新卒採用の現場では、学生時代の成績を比べてみると、男性よりも女性に優秀な人がかなり多く、採用面接や筆記試験の結果をみても同様なのです。

もはや、女性だから「補助業務」を担当させていればいいという時代ではなくなってきています。

現在では、補助業務はどんどんとアウトソーシングされていきます。
その点から考えても、女性も男性と同じように「基幹業務」を担当してもらわなくては経営が成り立たないのです。

しかし、せっかく女性を採用したものの、「期待したほどの成果が上がらない」「むしろ手間隙がかかってマネジメントに苦労する分、会社側の負担が大きい」と今度は一転して女性活用に消極的となり、従来のような男性中心の人材活用方針へと戻ってしまう企業も多くあります。ここはもう一度、「個人差」という観点から、女性を活用することの意味を知ってほしいと思います。

「個人」に期待する企業ほど、「利益率」が高くなっている

女性が活躍でき、経営成果も良好な優良企業というのは、「女性が活躍できる風土を持つ」「女性を上手に使って利益を上げるような企業は人事・管理能力が高い」企業だと言える。

具体的な特徴としては、「男女間の勤続年数格差が小さい」「再雇用制度がある」「女性管理職比率が高い」などがあります。

つまり、女性が活躍でき、経営成果も良好な優良企業というと、女性を特別視して優遇している印象をもちますが、そうではなく、男女を区別せず、「男性だから」「女性だから」という発想がなく、個々人の能力・成果に基づく評価・処遇をしている(=実力主義)ということなのです。

つまり、女性が働きやすいかどうかではなく、「性差」にとらわれず「個人」の成長に期待し、能力を活かすことができている企業においてこそ、業績が高くなっているのです。

今後、このような人事マネジメントが、とても業績を左右する重要な事項となっていくことでしょう。

では!また。

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