出戻り歓迎

出戻り歓迎

リーマンショック以降、人材については買い手市場が続いていましたが、ここにきては、アルバイト・正社員共に人材不足の売り手市場に変化してきております。

そんな中、大手企業を中心に、じわじわと導入されている制度が「ジョブ・リターン制度」です。

この制度は、結婚・出産・介護など自己都合を理由に退職した社員を、本人の希望により再雇用する制度で、働く側はキャリアを活かして復職、企業側は即戦力の確保と労使双方に大きなメリットがあります。

ようは、会社を辞めたいという人は、喜んで送り出し、そして、その人が、またこの会社の世話になりたいといってきたら、よく戻ってきたと歓迎して、また雇うということです。

言葉は悪いですが、標題の「出戻り歓迎」ということなのです。

大手企業では、退職者の再雇用支援策として、「ジョブ・リターン制度」を導入し、「戻れる安心感」でワークライフバランスを推進しています。

優秀な人材の確保やイメージアップ、業績・生産性の向上につながるという理由から、重要な経営戦略として「ワークライフバランス」(仕事と生活の調和)の推進に取り組む企業にとって「ジョブ・リターン制度」は切り札になってきています。

たとえばサントリーでは2007年4月から、育児や介護といった家庭の事情を理由に退職した社員が10年以内なら復帰できる「ジョブ・リターン制度」を導入しました。
勤続3年以上の全社員が適用対象で、退職時にあらかじめ申請・登録することが条件となります。

また、このような崇高な目的の退職ではなくとも、制度を導入するメリットはあります。

一度退職した人を二度と採用しないという不文律を持っている会社は多いようですが、その方が変です。まるで、江戸時代の脱藩者への考え方です。
他社の費用で武者修行してきたと思えば実にありがたい話で、受け入れない方が、仲良しグループのようで危険に感じます。

自社のノウハウや文化を熟知し、かつ退職後の経験、技術や知識などを培った自社退職者を再雇用することにより、多様な価値観を尊重する社内風土の醸成が図れると思います。

特にアルバイトスタッフなどであれば、新規の募集に多大な経費を掛けて採用しても、ごく短期間で退職してしまう方が多いパチンコ業界においては、この「ジョブ・リターン制度」でカンバックしてきた方に対して報奨を支払っても良いと思います。

実際、実例をいくつかヒアリングしますと、他社を経験して精神的に成長していますし、もう一度雇ってもらったことに恩義を感じて、前よりも頑張って働いているそうです。

では!また。

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