実は「おせっかい」が最良のコミュニケーションだった

実は「おせっかい」が最良のコミュニケーションだった

教育担当の方とお話しをしていますと、よく聞きますのが「ちょっと指摘したら、次の日から来なくなった」・「素直なのは良いが全く覇気が無い」・「言われたこと以外はやらない」等々

そのような時に「最近の若い者はなっとらん!」と嘆いていても始まりません。

実は、そのような若者に対して効果を発揮する教育手法があるのです。

それは、どのようなアプローチかと言いますと「全ての行動について、その意味を説明し、理解させるのです」

新人の「何でこの仕事をするんですか?」という問いに対して、決して「つべこべ言わずにやれ!」と言ってはならないのです。
20代前半の方のメンタリティとして「その仕事をやる意義は何?」という問いを常に持っているのです。
ですから、押し付けずに丁寧に説明することで、本人を納得させられれば、本質的に「素直でマジメ」ですのでキチンと業務をこなします。

また、スタッフ同士のコミュニケーション向上策として、こんな奇策を行ったパチンコホールがございます。
それは、店長の気づきから始まったのですが、スタッフ同士が休憩時間中に携帯電話の操作に夢中になっており、ほとんど会話がないのを見て、「これでは、スタッフ同士のコミュニケーションは取れない」と考え、かなりの荒療治なのですが、休憩室に携帯電話の電波を遮断する装置を設置したのです。

しばらく見ていると、携帯を使用できなくなったスタッフは、休憩中に会話が少しずつ増え始め、活気がでてきたとの事です。

往々にしてありがちなケースとして、店舗責任者の方に店舗スタッフの人間関係についてヒアリングをしますと「ウチはみんな仲良いですヨ!特にトラブルもないし・・・」と言われます。

しかし、「ではスタッフの方の携帯アドレスは何名ほど、ご存知ですか?」と聞くと、かなり心もとない回答になったりします。
また、これはスタッフ同士も同様だったりするのです。

つまり、店舗において通常業務以外の人間関係が希薄になっているのです、それゆえにスタッフ同士の衝突もあまりなく、表面上は仲良く上手くいっているように見えるのです。
しかし、本質的な所での一体感はありませんので、表面的なコミュニケーションしか取ろうとしないですし、困っていても適切な助言がされないのです。

これでは、店舗は活性化されないのです。

また、コミュニケーションが希薄なのは、20代の若手社員だけでなく中堅からベテランまで含めて、概ね該当するのです
原因としては「行き過ぎた成果主義の弊害」等々と分析されますが、まず、必要なのは、その現実を受け止め、どのような対処するかなのです。

企業が新卒採用において、最も重要視する能力として「コミュニケーションスキル」を挙げていますが、実は、「コミュニケーションスキル」を磨かなくてはいけないのは既存社員なのです。

元気な会社の特長は、人と人との関わりが濃密だという点です。
何かあれば会議などという体裁にとらわれず、それこそ店舗の通路で立ったままオフサイトミーティングが頻繁に開かれていたり、職場内に小さな表彰制度があったり、休日にそろってマラソン大会に出場したりと、とにかく関係が濃密なのです。

その中には、面倒見がよいというよりおせっかいなくらいに人とかかわる人がいるのです。
そのような人が増えることで、直接の部下でなくても助言を惜しまない風土ができてくるのです。

「こんなことを言ったら新人に疎まれるかな」などと考えずに積極的におせっかいをしていく先輩社員の企業風土がコミュニケーションを上げていくのです。

では!また。

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