新卒研修で現場管理者を活性化させる

新卒研修で現場管理者を活性化させる

さて、今年の新卒者の導入研修はいかがでしたでしょうか?

新卒入社を迎えた現場から、毎年のように上がる批判の声がありませんか?
「人事は現場をわかっていない、どこを見て採用しているんだ」「今年の新人は使えない、これをどうやって教育すれば良いんだ」
このような声を聞くと心配なのは、配属後の新人達のその後ではないでしょうか?

彼らは、その後、上司、先輩から雑な扱いを受けてしまうのではないか?
入社前研修でやる気に火が付いていたのに、現場で、そのやる気を折られてしまうのではないか? 

そこで、一番やってはいけないのは、「新卒入社者は大切な将来の幹部候補なのだから、キチンと教育して戦力化するのが現場管理者の務めだ」と人事部や本部指示として、現場に落し込みを図ることです。
このような時に、現場の批判の声を強制的に抑えつけても解決にはなりません。

では、どのようにして解決していくのかと申しますと、その批判をしている現場の管理者に「研修講師」になってもらうのが効果的です。

恐らく最初は「この忙しい時に新卒の研修講師だと?それは人事の仕事だろう。やってられるか!」という反応でしょう。
しかし、そこは、現場のことは現場管理者が一番わかっているので、ぜひとも、力を貸してほしいとお願いするのです。

そうやって、新卒の合宿研修に参加した現場管理者は、その後、新卒者達と寝食を共にし、与えられた課題に一緒になって取り組む過程で、徐々に変化を始めます。
気付けば真剣に新卒へ語りかけ、親や兄のように親身になって相談に乗っていくのです。

講師という立場は受講生から慕われ尊敬されるポジションですので、受講生を我が部下、我が子供として受け入れられるようになっていくのです。
これは、研修によって新卒が成長したのと同時に、講師となった現場の管理者が成長したのです。

昔の言葉として「同じ釜の飯を食う」というものがありますが、まさに、研修を通して新卒入社者と現場管理者は「同じ釜の飯を食い」同体としての帰属意識を持ち、それを強化したのです。

これは、まさに新卒採用を行う最大のメリットである社内の活性化の一端であると言えます。新卒研修を通して、現場社員も日常業務を一旦離れ、業務や会社や店舗を普段見えない形で俯瞰して見ることで、日常では気づけない点に気付くことが出来ます。

また、研修講師として様々なアウトプットを行うことで、新たな学習につながったり、教育の上での課題点や不足点の発見につながったりするのです。

来年の新卒研修で、ぜひ、取り入れられてはいかがでしょうか?
また、来年まで待たずとも、今年の新卒者のフォローアップ研修で取り入れてみるのも良いでしょう。

では!また。

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