貴社の社員はシゴトにのめりこんでいますか?

貴社の社員はシゴトにのめりこんでいますか?

『エンゲージメント』人材採用の現場で、ここ数年、よく使われるようになった、この言葉ですが、直訳すると「約束・婚約」となります。

ただし、ここでいうエンゲージメントは、組織と個人の双方の成長が貢献しあえる関係を意味することになります。
これは、組織に対する単純な「ロイヤリティー(忠誠心)」や「従業員満足度」とは違う意味となります。

単に、居心地がいい、給料がいい、といった従業員の満足感を必ずしもエンゲージメントとはしないのです。
個人が目指す成長の方向性と組織が目指す成長の方向性がどれだけ連動している関係なのかがポイントなのです。

「この会社にいると、自分が成長することができる」と思っているスタッフが多ければ多いほど、その企業はエンゲージメントが高い組織作りができていることになります。
そうした企業は離職率が低く高業績を上げているのです。

優秀で上昇志向の強い人材ほど、目先の給料にとらわれず、キャリアプランや自分らしい生き方を真剣に考え、より望みのかなう職場を求める傾向が強いのです。
その結果、より良い待遇や環境を求める動きが活発となり人材の流動化が進んでいます。
特に優秀な人材は、自身のキャリアプランに合った環境を求めて転職するようになり、多くの企業が、将来を担う経営層候補の人材流出に頭を悩ませています。
また、若手社員の3人に1人が辞めるなど、離職率の上昇と人材不足が深刻化しており、人材確保を経営の最重要課題の一つとして挙げる企業が増えているのです。

そうした背景から、企業は、個人の成長の後押しと、長期的な業績向上に向けた人事施策が重要だと改めて認識する必要があります。
そこで注目されるのが、「エンゲージメント」です。
組織に対する単純なロイヤルティーや帰属意識を高めることとは異なり、個人と組織の成長の方向性が連動している、つまりお互いに貢献しあえるような関係の構築が重要だということです。

「個人の成長や働きがいを高めることは、組織価値を高める」「組織の成長が個人の成長や働きがいを高める」という考え方が社内に浸透し、各々が実感できれば、個人と組織がエンゲージメントされている環境といえるでしょう。
そのレベルを高めることで、双方の満足度がアップし、組織力が強化され、ひいては業績向上も期待できるのです。

つまり、企業は社員に働きやすさや良い施策・職場風土を提供し、社員もそれに応え、企業と社員、または、社員同士の信頼関係を深め、貢献する。
社員が会社・仕事・同僚を誇りに思い、好意を抱くような関係性を目指す必要があるのです。

わかりやすく言うならば、業務への「のめりこみ」という言葉がしっくりくると思います。
人材マネジメントの枠組みでは、社員が、どれだけ自分の仕事に“のめりこめている”かどうかが、高い生産性や成果をあげるために重要だという視点で注目されています。

つまり、従来のように企業本位の視点で、どうやって働かせるかという発想ではないのです。
逆に、社員本位の視点で、どうやったら仕事に自発的に取り組んでもらえるかを考えるのが、人材マネジメントにおける「エンゲージメント」です。

では!また。

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