新卒採用の良さとは何か

新卒採用の良さとは何か
 

「新卒採用の良さ」とは何でしょう?ポイントは四つあります。

1)真っ白なキャンバス効果
特定の色に染まっていない人材を採用することで、自社の企業風土を色濃く反映する事ができる。
企業の”イズム”を刷り込みやすい。

2)たたきあげ効果
時間を掛けて育成できる点から、下積みの苦労を重ねて技量を磨いて一人前にする事ができる。

3)後輩出現効果
継続採用により、上下関係から先輩社員の後輩指導による、マネジメント力の向上が生まれる

4)採用合理性の高さ
年齢・学歴・社会経験などの面でほぼ均質な人材を、同時期にまとめて迎え入れることができる。
採用、受け入れ手続き、教育などを一括して実施できるため、一人当たりのコストダウンも図れる。

将来、企業の中核を担い、経営の中心となるような優秀層の人材を中途採用で獲得することは非常に難しい。
よって、ポテンシャルの高い新卒者を採用し、社内で育成する方が確実性は高いと考えられている。

「たたきあげ効果」と「後輩出現効果」により、組織の活性化・強化が行われ、若い新卒社員が入ってくることで、組織全体がリフレッシュする。
既存社員は、新入社員に教えることで経験を言語化し、自らも成長できる。
また、「同期」という横のつながりを持つ新卒は、縦割りの組織に横糸を通すことができる。部門間の連携などで重要な役割を果たす可能性がある。 

「真っ白なキャンバス効果」は、新卒者は、特定の企業カラーに染まっていないため、自社の風土になじみやすく、伝えていきたい企業文化の担い手としては最適である。
バブル崩壊後の数年間、新卒採用を極端に抑制していた企業では、その後ベテランと若手をつなぐ中堅層の薄さに悩まされる例が見られた。
そのため、新卒を毎年定期的に採用し、年代別の組織構成を維持していく意味を見直す企業が増えている。

また、採用活動は企業広報にもなり、中途採用に比べ、新卒採用の場合は母集団を大きく取るため、メディアや会社説明会などを通じて、企業の生の姿を広く告知することになり、将来の顧客や事業パートナーを生み出すPR活動ともなる。 
こうしたさまざまなメリットがある一方で、新卒採用は企業にとって大きな「先行投資」でもある。
新卒社員には就業経験がなく、入社後しばらくは戦力化しない。つまり教育期間中は純粋なコストとなってしまうのだ。このコストには新卒者にかかる経費のほかに、OJTも含めて教育を担当する社員の人件費や時間も計算しなくてはならない。
新卒採用は、こうした先行投資の負担を吸収する体力を持った企業が行える採用だといえるだろう。
そのため、中途採用が小規模企業や設立されたばかりのベンチャー企業などでも行われるのに対して、新卒採用は、ある程度の規模があり、また組織的にも確立された企業を中心に行われるのが一般的となっている。 

 

現在、採用の責任者をされている方にとっては、ご存知のことばかりかもしれません。
しかし「突然、白羽の矢が立った」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな方のためには[小説:はじめての新卒採用]をご覧ください。

では!また。

 

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