「人を育てる人」を育てる

「人を育てる人」を育てる

ゆとり世代の名のもとに、最近の新人に不満を抱えている人もいらっしゃるかと思いますが、今、取り組むべきは「人を育てる人」を育てることではないでしょうか?

最近では、ブラザー(シスター)制度というように、新人教育に関して、中堅スタッフに教育を任せている企業が多いことかと思います。
ただし、この教育担当こそ、しっかり育てなくてはいけません。
これらの中堅スタッフは、仕事も忙しいうえ、後輩に接したことがないため、ついつい人材育成への取り組みが、なおざりになりがちです。
気づけば、教育担当がいるのに、単なる放置プレイになっていることも往々にしてあります。

実際、多くの新人から「相談しようとしたら、嫌な顔をされた」「教育担当がテンパっていて、ピリピリしているので、落ち着いて仕事ができない」という声が聞こえてきます。
あるホールでは、教育担当の感情の起伏が激しく、毎朝、オープン準備の際に「あー、いらいらする」と声に出し、新人にプレッシャーを与える、そんな日々が続いたそうです。
その新人は、その件もあり、メンタルヘルスの問題で会社を休みがちになり、異動することになったそうです。

仕事のできるスタッフは優秀だと思い、ついつい、教育担当に任命しがちなのですが、必ずしも自然体で優秀な教育者になれるとは限らないのです。
実は、新人の成長度合いが鈍いのは教育担当が原因の場合が多く、最悪の場合ですと、上手く伝えられないプレッシャーから、教育担当と新人の両方が行き詰まり、退職などということになってしまいます。
そのような最悪のケースを避けるためには、マネージャークラスは、頻繁に教育担当とのミーティングを設け、情報共有を図らなくてはいけません。
特に共有すべきは、新人の「喜怒哀楽」に関する情報共有です。
顧客からのクレームがあり落ち込んでいる・ミスをしたので叱った・先輩から褒められて有頂天になっているなどの情報は、ぜひ、チーム内で共有しましょう。

意外にありますのは、教育担当がしっかり叱ったのにも関わらず、その情報が共有されていないことが原因で、同様の叱責が新人にいってしまい、気がつけば集中砲火になっていて、新人の心が折れるということです。

優秀な教育担当が多数いる企業は人が伸びる企業です。その理由は、教育によって新人が伸びるだけでなく、教育担当となった者も教える立場として、自己の業務を見直し、洗い出すことで、わかったつもりになっていたが、実は曖昧な部分を再認識し、勉強することで成長するからです。
まずは、教育担当を育成しましょう!!!

では!また。

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