看護師採用現場に学ぶ

看護師採用現場に学ぶ

少子高齢化が着実に進行し、人材採用に行き詰っているパチンコホールが増加しています。
そのような中にあって、ある意味、人材採用の悩みがより深いといえるのは看護師の世界です。

労働条件として、夜勤があり、重労働で、かつ待遇がよくない…
とても、厳しい条件が揃っています。人口の高齢化による医療ニーズの高まりなどから、看護師不足はさらに深刻になっていますが、看護師を確保できなかったために病院が閉鎖に追い込まれるケースも出ているそうです。

そのような看護師採用の現場で得られた質の高い人材を確保し育成するプロセスはパチンコホールにもおおいに参考になることでしょう。

とても厳しい環境下で、正社員もパートもプロとして働き、風通しがよく離職率も平均の半分の病院があります。
この病院では、問題点を抽出するために、看護師へのインタビューを徹底的に実施しました。そこで、見えてきたのは、多くの看護師が「働き続けたい気持ちはあるのに、疲弊して辞めている」という現状だったのです。

看護師が不足している現場では、一人ひとりの負担や責任が増し、疲弊して辞めてしまう。
医療事故に注目が集まる中で、看護師へのプレッシャーも高まっている。休みも取れない。結婚して子供が生まれても、ライフスタイルの変化に合わせた働き方の選択肢がない。
疲れ切って辞めていく看護師の悲痛な声に、病院側が応えきれていないことが、看護師不足を招いている一因だったのです。

そこで、この病院では、改善ポイントを三つに絞り、テーマ別に具体的に取り組んだのです。

1)プロとしてのキャリア形成 

2)働きやすい職場環境 

3)ライフスタイル(家庭を含めた)の尊重

また、現場主義を貫き、できるだけ看護師長と現場スタッフで判断したことを、上司に事後報告させる形にするように徹底したそうです。
働きやすい職場環境の具体例としては、看護師がユニフォームは自由に選ぶことができるように変えたそうです。
これは、自分で準備したものを着てもいいし、病院で用意したものでもいい。病院では、複数のデザインのものが更衣室に用意されており、その都度好きなものを着用することができる制度。医師も看護師も同じ仕組みで、着衣で見分けはつかないのです。

日本看護協会が行った調査によると、看護師の定着対策に効果があった施策として、「夜勤専従、パートタイマー、短時間勤務導入などによる多様な勤務形態の導入」を挙げた病院が7割に上ったそうです。
次いで「子育て支援策の充実」「教育研修体制の充実」の効果が高かったとのこと。

看護師は、超売り手市場です。『月何回でも夜勤ができて、仕事だけに命を懸けている人でないと採らない』と言っている病院には看護師が来ません。
柔軟に、さまざまなワークスタイルを認めて看護師を増やさないと、結局、今いる看護師も疲れて辞めてしまうという負のスパイラルに陥ります。

パチンコホールにおいても、アルバイト採用の条件として、よく聞かれるのは「土日祝日は必ず勤務できないとダメ」・「早番でも遅番でもできる人」・「ウチのシフトは二交代制だから…」
経営側の都合を押し付けていては、人材の確保はできない時代になりました。

では!また。

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