ハイパフォーマーアルバイトの作り方

ハイパフォーマーアルバイトの作り方

スタッフ育成の道は面接から始まっています。
お客様に接するアルバイトが真剣に働いてくれれば、お店にとっての大きなメリットが得られます。
そのためには、面接で優秀なスタッフを採用していかなくてはなりません。
通常、採用面接では、どんな人物かを測る「人物評価」と、何ができるかを測る「能力評価」にて採否を確定します。
しかし、アルバイトにおいて大切なのは人物評価です。
業界経験や接客経験よりも「責任感と素直さ」さえあれば、その時点では即戦力にはならなくても能力を伸ばしていくことは可能です。

また、面接においてその場の雰囲気で合否を決めてしまったり、早番も遅番も両方出られるなどの条件面だけで合否を出したりしまいがちですが、優秀なアルバイトを採用するためには、社員面接と同様、質問内容をきちんと準備し、得られた回答をデータとして残しておくことが欠かせません。
面接者の勘や雰囲気で採用を決めるのではなく、向き・不向きをデータからも把握できれば、より自社に合った優秀な人材を採用できる可能性が高まります。

採用後は、新人研修や基礎研修などの教育を行いますが、意外と教育担当者が遠慮してしまい「研修で細かく言うと、うるさいと思われる」と甘くしてしまうことがあります。
実は、若いスタッフは「研修」を面倒なこととは考えていないのです。
多くの人は基本的に仕事を覚えたいと考えており、店舗で働くうえで早く戦力になりたいと考えているものなのです。
よって、「訓練は愛情を持って教えるのであれば、訓練が苦痛で辞める人はいない」のです。
誰でも最初は仕事に対する興味を持ち、そして自分の力を試してみたい、自分を活かしたいと意欲を持っているのです。

つまり、研修やトレーニングをきちんと行うことは、スタッフにとって働きやすい環境作りになり、結果的に定着率を上げることにもつながります。

導入教育の後には選抜教育を行い、ハイパフォーマーアルバイトを育成していきます。
その方法は、優秀な人を選抜し、彼らのレベルに応じた研修を行うのです。
ある中堅パチンコホールでは、その人材選抜のために年2回、アルバイトと社員全員に評価アンケートを実施しています。
これは、上司・同僚・先輩・後輩が、ポジティブな要素で優れていると思う人の名前を挙げる簡単なアンケートです。
名前の挙がった人を集計していくと、非常に興味深い結果が得られます。
たとえば、上司からはウケがよくても後輩からはイマイチだったり、その逆だったり…。
色んなケースがありますが、一方でどの角度からも高い評価を得る人も存在します。
彼らこそ、ハイパフォーマーアルバイトとして大きな仕事を任せられる人材です。
この高評価のハイパフォーマー候補生に研修などを行い、さらに能力を伸ばしていくのです。
この評価方法の良いところは、もう一つあり、評価者が自分のまわりに常にいるため、スタッフの間にほどよい緊張感が生まれ、自然と一緒に働く仲間を気遣うようになる点です。
結果として、仲間を大切にする良いチームになっていくのです。 

また、せっかく採用したアルバイトスタッフが短期で退職してしまうことが続きますと、店舗管理者は「最近の子はこらえ性が無い」や「ゆとり世代は・・・」と言われる方が多いのですが、実は、そのアルバイト本人の資質に問題があるのではなく、導入時の教育方法に問題があることがほとんどなのです。
パチンコホールの仕事は体力的に厳しいことが多いのですが、アルバイトの人たちには少しでも長くここで働きたいと思ってもらえるように、環境づくりに気を配る必要があります。

人材教育の過程でミスをしたスタッフを叱ったりすると辞めてしまうのではないかと躊躇される方が居ますが、実際は、叱られたことが原因で辞めるスタッフはまず居ません。
辞めるとしたら、それは信頼関係ができていない人に叱られたからです。

自分が「好きだ」「尊敬している」と思える人からの注意であれば、真摯に耳を傾けるのです。愛情を感じる人からの話でなければ、聞く耳を持たないのは当然のことです。

このように、アルバイトが定着するかどうかは、給料などの待遇面だけではなく働く環境なのです。大切なのは、職場に信頼できる人、尊敬できる人がいるかどうかなのです。
だからこそ、社員自身が人として魅力のある、信用に足る人間であることを常に意識しながら、気持ちよく働ける環境を作る必要があるのです。 

では!また。

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