パチンコと散髪屋の親和性とは

仕事場にはいつもAMラジオが流れていた。そこでラジオ番組に自分のエピソードを投稿してみた。
結局、読まれることはなくボツになったが、パチンコ関係の話だったことからと回りまわってその情報が私のところに届いた。

40代のAさんは最近20年余り勤めた会社を辞めて、実家の仕事の手伝いをしている。前職はパチンコホールの店長をやっていた。同級生に比べると倍以上の給料をもらっていた。

高給優遇されていた前職を辞めた理由は、お父さんが認知症に罹ってしまったことが原因だった。

実家は50年以上続く街の理容院だった。両親2人で切り盛りしていたが、お父さんが認知症になってお客の髭を剃るのを忘れたり、常連客のヘアースタイルはいちいち聞かなくてもいつも通りにできていたのに、「今日はどうしますか?」と聞いたりするようになった。

認知症がこれ以上酷くならないうちに、「早く帰って来て店を手伝って欲しい」とお母さんに泣きつかれた。

Aさんは理容師免許を持っていた。最初は実家の理容院を手伝っていたが、お父さんと仕事の上でそりが合わなくなって家を飛び出し、パチンコ業界へ就職した。

パチンコ業界に入っても商売道具のハサミを手放すことはなかった。家では子供の頭を刈ったり、職場では同僚の散髪をやっていた。

実家に戻ってお客さんと話をしてみると、パチンコ好きのお客さんが多いことが分かってきた。しかし、パチンコに関する話は不満ばかりがガンガン出てきた。不満を言いながらもたくさんのおカネを使ってくれていることも分かった。

Aさんはパチンコ好きのお客さんに「ホールにどんなサービスがあったら便利ですか?」と尋ねてみた。

コンビニや公共料金の支払い、宅配ボックスなどの意見の他、「散髪屋」という声が複数あった。

理由は負けている時のゲン担ぎで、負けが続くと散髪屋へ行ってサッパリした気分で出直す、という。

そこでAさんは前職のオーナーに「散髪屋を併設するアイデアを言いたい」という内容で投稿は〆られていた。

今、15分1000円で仕上げるクイックカットが人気でフランチャイズでもできる。実際ホール企業がFCでクイックカットを経営しているケースもある。立地としてはイオンモール内などの展開で6店舗を運営している。

ホールと散髪屋の融合はありや、なしや、と。

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