居酒屋甲子園というのをご存知だろうか?

社員のモチベーションアップにもつながる接客コンテスト

居酒屋甲子園というのをご存知だろうか?

「居酒屋から日本を元気にしたい」という想いから外食業界で働く人が最高に輝ける場を提供するための場で、大会は今年で4回目を迎える。

これを仕掛けた居酒屋「てっぺん」の大島啓社長はパチンコ業界でも何度か講演しているので、ご存知の方もいるだろう。

これを手本にパチンコ業界初の接客ロールプレイング大会が2月19日、福岡市で開かれた。主催したのはパチンコホールサービスマイスター協会で、接客の等級制度の資格認定を行っている。

大会の1次予選には9社120名がエントリー。本選に進めたのはそのうちのわずか11名。
大会主旨は「お客さまの心に残る接客を目指す」。ロープレ大会は現場でのサービス力をアップする入口で、現場で結果を出すためのロープレ大会、と捉えている。

居酒屋甲子園でもそうだが、こういう大会のもう一つに意義は社員のモチベーションアップだ。自分たちが実践したことを発表できる場があることは一つの目標になる。
また、広い会場には競合ライバル店の社員一同が介する場でもあり、他店と接客を競い、共に学ぶ場でもある。

ロープレは1人5分の持ち時間。その場で接客シチュエーションが発表される。台本を丸覚えするのとは訳が違う。客の状況に合わせて接客するので日頃の実力が試される。

参加者の声にも大会の意義が表れている。

「モチベーションアップに十分つながった。今の職場で続けてこられたのは、認めてくれたことであり、認めてくれた多くの人たちがいた。今日が最後ではない。今後も慢心することなく日々精進していきたい」と優秀賞を受賞した課長は、数カ月前までは家庭の事情で退職寸前だった。
奥さんが精神的に病んでいた。現場社員の帰宅時間は深夜2時、3時に及ぶことも日常茶飯事。家庭での会話時間もなく、奥さんの病気が進行するばかり。そんなこともあって退職を覚悟していたが、その悩みを聞いて配置転換してくれたポジションが教育担当だった。そこで水を得た魚のように仕事に打ち込むことができた。だから、このモチベーションアップにつながった、という言葉には重い意味が込められていた。

パチンコ業界で働く人の中には、一度は人生をドロップアウトしてこの業界に辿り着いた人も少なくない。こういう大会があるとパチンコ業界でもう一度輝けるチャンスをつかめるきっかけにもなりそうだ。そのためにも早く全国規模の大会になっていくことが望まれる。業界全体の接客レベルがアップすることは、業界の地位向上にもつながる。

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