利益が下がっても給料を下げない経営者

利益が下がっても給料を下げない経営者

地方ホールの話し。
粗利20%時代に先代は10%の薄利多売を売りに、集客を図りたちまち地域一番店に上り詰めた。
店舗も10数店舗に増えた。

息子は2人。

長男が社長、次男が専務で世代交代が進んだ。
そんな折に、地方にも大手の全国チェーンが進出しはじめた。
対抗策を研究するために各種セミナーに出席して勉強した。
結論が、ローコストのチェーン店に対向して、豪華な大型店だった。

その対抗策はズバリ的中した、かに見えた。

ところが、建物に金をかけすぎたために、これまでの粗利10%を維持することが困難となり、いつしか20%取らないと経費が出なくなってしまった。
そのしわ寄せは客に転嫁されるわけで、じりじりと稼働が落ち込み、地域一番店は1店舗もなくなり、栄枯盛衰の憂き目にあっている。

貧すれば鈍する。

仲の良かった兄弟も「もっと粗利を下げろ」「それではやっていけない」と経営方針を巡って対立。

後は下り坂を転げ落ちるだけ。
兄弟喧嘩の原因はお金。
売り上げ、稼働、利益がどんなに落ちようとも自分の給料を下げようとしない社長。

つまり贅沢な暮らしが捨てられないことに会社が立ち直れない原因がある。

それを自覚できない経営者は、会社を潰すだけだ。

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