なぜ?パチンコホールは学生に選ばれないのか!
それは、「知ってもらう努力」が足らないからなのです。
学生をただ待って、入社したい人を選ぼうとしている企業が多いのです。
広告を出してお客様を待っているだけなのです。
それなのに買う気満々に違いないと勘違いして学生を選ぼうとするのです。
企業は学生を待って選ぶのではなく、選ばれる立場なのです。
採用活動は営業活動の意気込みでやらなくてはなりません。
□採用を営業に置き換える四大ポイント
1)学生のターゲティング
2)将来のビジョンを含めた、学生の興味・関心を引くシナリオの作成
3)プロモーション活動
4)フォロー(囲い込み)の四つです。
採用担当者は、『社風』『社員の特徴』『新卒に何を期待するか』などを徹底的に社内インタビューすると、意外と学生に伝えるべき自社の魅力や社員の思いを引き出すことができます。
また、シナリオ作成では、社内のインタビューをもとに会社の将来ビジョンをまとめ、それを実現するためのドラマを考えるのです。
そしてドラマの登場人物として、学生に入社後どのような役割を担ってほしいのかを明確にします。
社内はビジョンに向かって今後どう変わるのか、それが学生にどんな影響を与え、学生自身が入社後どう変わっていけるのかを決めるのです。
このシナリオが決まりますと、自ずと配役として学生の人物像がはっきりしますので、俗に言われる「求める人物像」が言語化できるのです。
これが、学生のターゲティングです。
一般的に、なかなか具体的な「求める人物像」が決まらないのは、このシナリオを作らずに、「求める人物像」を作ることを目的としてしまうことが原因なのです。
結果として、「求める人物像」が体育会的な明るく元気な人になってしまうのです。
就職サイトでは、事業内容を並べるだけでは学生の心に響きません。
シナリオに併せた写真を撮り、社員の姿を掲載したり会社の魅力を伝えたりし、言葉もわかりやすくするなどの工夫が必要です。
また、時期によって動いている学生の志向も変わりますので、反応を見てはテキストを随時変更する必要があります。
「合同企業説明会」も、サイトだけでは出会えない学生と接点を持つためには有効です。
合同企業説明会に参加する学生は、業界や職種を絞り込めずにいる者が多いので、そういう学生に「10分の説明なので業界研究を含めて聞いていきませんか』と声掛けをしますと、相当数の集客ができます。
求人倍率は「1.28倍」業界別の有効求人倍率では、流通業は4.17倍・製造業は1.56倍、人気の金融業は0.20倍です。
さらに、規模別に見ますと、1000名未満は2.16倍・1000名以上は0.57倍です。
データだけを見ますと買い手市場でも、不人気企業の新卒採用は厳しい状況です。
まさに、新卒採用のミスマッチとなっていますが、情熱を持って、本気で新卒採用に取り組むことで、新卒採用は必ず成功いたします。
国内で新卒採用を実施している企業は約二万社、ただし、これは結果として新卒採用となった企業も含まれていますので、キチンと新卒採用をしている企業は一万社ほどです。
そこに、約四十万人の学生がいるのです。
では!また。